2020~2021年度の目標                               

                         東京山の手RC会長 川合 孝

「105 山の手は家族 今を生きる」             

 はじめに、
 人類史上に残る疫病に倒れた多くの人々の冥福を祈り、新型コロナ等感染症と闘う医療従事者
及びコロナウイルスと闘う全ての人々に深甚の敬意と感謝を申し上げます。

 1986年5月22日、上田初代会長をはじめチャーターメンバー55名で発足した「山の手」と
名付けられた我々のクラブは、一時期103名を擁した。その後、バブル崩壊、リーマンショック、
東日本大震災等により、会員数が減少したものの、会員の英智を結集し、幾多の危機を努力と
団結力で乗り越え現在に至り、本年度、記念すべき35周年を迎える。
 しかしながら、今また本年1月から突然発生した未曾有の新型コロナウイルス感染症が世界を
日本を襲い、大勢の罹患者が続出する事態に人類はなす術なく打ちのめされた。体制の脆弱さを
露呈し、国も、都市も、人も、心も全てが疲弊した今、私達ロータリアンは「山の手家族」として
お互いを尊敬し、正直さと優しさを持ち、笑顔の絶えないクラブとして強いリーダーシップを
発揮し、一致団結して慰め合い励まし合ってこの戦いに勝ち抜かなければならない。

 ホルガ―・クナークRI会長は「ロータリーは機会の扉を開く」を2020-2021年度のテーマに
掲げられた。国際ロータリー第2750地区福原有一ガバナーは「バリアフリー・マインド」を提唱
され、「全ての相手と同じ視線に立て」、「奉仕される相手と同じ視線に立ち、上からのお仕着せや
奉仕のルールばかりを強調せずに、柔軟な心で相手と同じ土俵に立とう」と、話された。

 山の手RCが毎年実践している「トゥゲザーズ」、ロータリー最初の「山の手ボッチャ大会」、
「世田谷区ふれあいフェスタ」などは、まさに「バリアフリー・マインド」そのものだ。我々の
ボランティアに対する理念は実にシンプル、「一隅を照らす」だ。弱者に対して親切で優しく、相手
の心を真摯に受け止め、同じ視点に立って考えられる会員と共に、未来に向かって成長して行く
ことである。

35周年記念イベントを以下の通り行う。

①11年目第10回のトゥゲザーズ

②6年目第6回ロータリー初の山の手ボッチャ大会

③世田谷区ふれあいフェスタ

④新規ボランティア事業として 障がいを持つ男女の出会い、お見合いパーティーを年3回

⑤陸中山田駅時計塔見学と三陸鉄道お座敷列車搭乗

⑥友好クラブとの交流を深め、タイ・バンラックRCとの友好関係を再開する

⑦会員増強維持、5年後105名を目標とする

⑧若手リーダー育成のメソッドを構築し、若手会員中心に、3年5年計画を立案

⑨台湾世界大会、日本RC100周年記念イベントへの参加

 以上の目標は持続可能な事業であり、若手会員中心にボランティア活動を行うことにより、
リーダーシップを養い、山の手家族としての団結を強め、企業経営者としての自覚を促し、経営の
更なる糧となり得ると確信する。

 このような様々なボランティアを経験してリーダーシップを持った若手が大勢輩出する事により、
佐々木パスト会長、山田直前会長からバトンを引継いだ「山の手からガバナーを!」は必然的に
強い流れになり、上田初代会長の願いが結実する。
と、私は確信しています。

 末筆になりましたが、突然世界を襲った新型コロナウイルス感染症に、3月からの例会中止と
なった事態に直面しながらも一致協力して山の手RCを支えられた、山田直前会長、青栁直前幹事、
及び全ての会員に敬意を表します。

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