今回の卓話
皆様、こんにちは!東京山の手ロータリークラブの皆様、本日は貴重な機会をいただき、誠にありがとうございます。日本スーパーカー協会の須山と申します。
普段はスーパーカーのイベント企画や広報活動などを行っており、今日は「新説・スーパーカー入門」というテーマで、皆様にスーパーカーの世界を少しでも覗いていただければと思っております。真面目な話とちょっと面白おかしい話を織り交ぜながら、スーパーカーの魅力をお伝えできればと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
さて、まずは「日本スーパーカー協会って一体何をしている団体なの?」というところからお話します。
日本スーパーカー協会のホームページにあるように、当協会の活動理念は「スーパーカー文化の発展と社会的スーパーカー活動の推進」とちょっと堅めの言葉が並んでいます(笑)。平たく言えば、スーパーカーを通して、もっと多くの人に車を好きになってもらいたい、特に車離れが進む子供たちに、スーパーカーを通して車の魅力を伝えたい、との思いで活動しています。
近年、少子化で子供の数が減っていることに加え、若者の車離れも進んでいます。これは、自動車産業、しいては日本の未来を考えると、非常に憂慮すべきことだと思います。私たちスーパーカー好きの活動が少しでも、自動車産業や文化の発展、そして日本が元気になることにつながれば、と思っています。
また「社会的スーパーカー活動」という言葉には、スーパーカーオーナーのマナー向上を促すという意味も込められています。スーパーカーは、その圧倒的な存在感から、時に「怖い」「危険」「乱暴」といったネガティブなイメージを持たれてしまうこともあります。
確かに、一部には走行マナーに意識の低い人もいるかもしれません。しかし、ほとんどのスーパーカーオーナーは、車への愛情が深く、マナーを守って運転を楽しんでいます。
協会では、イベントなどを通して、オーナー同士の交流を促進し、マナー啓発活動にも力を入れています。例えば、先日巨大ガンダム像で有名なお台場の公園で開催した「TOKYO SUPERCAR DAY 2024」では、2日間で250台ものスーパーカーが集結し、車両展示に加え、子供向けスーパーカー解説会やトークショーなど、様々な企画で多くの来場者を楽しんで頂けました。
ご来場の多くの方々が、スーパーカーを間近で見たり、エンジン音を聞いたり、オーナーから直接話を聞いたりしたりと、特にクルマ好きの子供たちは目を輝かせてイベントを楽しんでくれした。
次は「スーパーカーとは何か?」という、永遠のテーマ(笑)についてお話しします。
世界には、本当に多くの自動車メーカーがあり、スーパーカーやスポーツカー(的な)クルマも自動車が発明されてきて以来、星の数ほど発売されています。スーパーカーの定義がむずかしいのは、自動車メーカーが「この車はスーパーカーです!」といって発売しないことなんです(笑)一般的にはイタリアのフェラーリやランボルギーニ、イギリスのアストンマーティンやマクラーレン、ドイツのポルシェなどが、スーパーカー(も作っている)メーカーであると認識されているとは思います。
これらのメーカーは、それぞれ独自の哲学と技術を持ち、個性的なスーパーカーを生み出しています。フェラーリは「スーパーカーの王様」として君臨し、ランボルギーニは「ワイルドで攻撃的な」スタイルを追求しています。アストンマーティンは「英国紳士のような上品さ」を漂わせ、マクラーレンは「F1で培った技術を投入した高性能マシン」を世に送り出しています。ポルシェは「日常使いできる実用性」と「サーキットでの速さ」を両立させた独自のポジションを築いています。
しかし、スーパーカーの定義は様々なものがあり、時代や国によっても、もちろん個人の思いも異なります。それを踏まえて強いて定義付けをするならば「主にヨーロッパのハイブランド・メーカーが製造した、高性能・高価格・少量生産のスポーツカーで、人々の憧れの的となるような特別な車」といったところでしょうか・・・。
近年では、電動化の波がスーパーカーの世界にも押し寄せています。電気自動車やハイブリッドカーのスーパーカーも登場し、従来のスーパーカーとは異なる魅力を発揮しています。
例えば、クロアチアのメーカー「リマック」が開発した電気自動車のスーパーカー「ネヴェーラ」は、少なくとも直線の最高速度では既存のエンジンを搭載するスーパーカーを性能では凌駕してます。
このように、スーパーカーは常に進化を続けており、その姿は時代とともに変化していくでしょう。しかし、どんなに時代が変わっても、「速さ」「かっこよさ」「高価格」といった要素は、スーパーカーにとって普遍的な価値であり続けるでしょう。
最後に、日本のスーパーカー文化についても触れてみたいと思います。
日本では、バブル期に巻き起こったスーパーカーブームの影響もあり、今でも多くのクルマ好きがスーパーカーに憧れを持っていると思います。日本のスーパーカー事情や文化にはいくつかの特徴があります。
例えば、首都高速の大黒パーキングエリアや辰巳パーキングエリアに多くのスーパーカーが自然発生的に集まり、それを一般の人々が見に行くという状況があり、インバウンドの方を含めて良くも悪くも一種の観光スポットになっています。
また違法改造や騒音、危険運転など走行マナーの問題も指摘されており、近年では警察による取り締まりも強化されています。
ただ世界から日本のスーパーカー事情を見てみると、日本を代表する文化であるアニメや漫画の影響を受けた改造車人気もあり海外から注目される存在にもなっている側面もあります。
このように、日本のスーパーカー文化は、多くの方に支えられ、また海外からの期待も多いと同時に、課題となる部分もあるかと思います。日本スーパーカー協会は、スーパーカーオーナーのマナー向上を啓発し、安全で健全なスーパーカー文化を育んでいきたいと考えています。
本日は、駆け足でスーパーカーの世界をご紹介しましたが、少しでも興味を持っていただけたら幸いです。もし、スーパーカーについてもっと詳しく知りたいという方がいらっしゃいましたら、お気軽にお声掛け頂けたら幸いです。本日はご清聴いただきありがとうございました。


