今回の卓話
皆様、本日は貴重な機会をいただき、誠にありがとうございます。私は日本学園高校1年の田畑孝典と申します。この度、国際ロータリー第2750地区の青少年交換プログラムで、2025年度派遣留学生としてタイに行くことが決まりました。東京山の手ロータリークラブの皆様には多大なご支援をいただき、心より感謝申し上げます。
まず、私の簡単な生い立ちをご紹介します。2009年9月18日に渋谷区で生まれ、神南小学校に通っていました。小学1年生のときに渋谷の少年野球団に入団し、6年生ではキャプテンを務めました。また、小学3年生からは明治神宮内の道場で合気道を始めました。中学進学後は、現在通っている日本学園中学・高校に入学し、柔道部に所属。当初は興味本位で体験入部したのですが、気がつけば入部しており、先生の勧めもあって3年間続けることに。中学3年時には東京都の大会で3位に入賞し、講道館の初段を取得しました。
この交換留学の話は、祖父から2024年5月頃に聞いたのがきっかけでした。応募に際しては、面接で柔道を披露し、ありがたいことに合格することができました。支えてくださった方々に、この場を借りてお礼を申し上げます。
それでは、私がタイで取り組みたい目標について述べさせていただきます。目標は大きく三つあります。一つ目は、日本武道を現地で続けることです。私は合気道と柔道を通じて、礼儀や尊敬といった価値観を学んできました。タイでも道場を探し、現地の人々と一緒に稽古を積みながら、日本武道の魅力を共有したいと思っています。先日、フランスの柔道チームと合同練習を行う機会があり、柔道に対するアプローチの違いを実感しました。フランスのチームは非常にフレンドリーで、お互いを深く尊重し合っていました。その経験から、異文化における武道の価値観に強く関心を持つようになりました。
二つ目の目標は、タイの国技であるムエタイに挑戦することです。これまで私は日本の武道を中心に学んできましたが、タイではその土地の文化や精神性を体感したいと思い、ムエタイに関心を持つようになりました。格闘技は私にとって、強さを求めるだけでなく、自分自身を見つめ直し、新たな価値観に触れる手段でもあります。ムエタイを通して、現地の人々と交流し、文化を深く理解していきたいと思っています。
三つ目の目標は、自分自身をより深く知ることです。異なる言語、文化、価値観の中に身を置くことで、普段気づかない自分の一面が浮かび上がってくるはずです。伝わらないもどかしさや、新しい人間関係の中での戸惑い、そうした体験を通して、自分の弱さや強さを知り、自己理解を深めたいと考えています。
交換留学の準備の中では、多くの研修を受けてきました。その中で特に印象的だったのは、海外からの留学生と初対面したことを想定して英語で話す研修でした。自分の英語力の未熟さに悔しさを感じたことが強く記憶に残っています。また、スピーチ練習でも、うまくできたと思っていたのに厳しいフィードバックを受け、自分に足りないものを実感しました。そうした経験の一つひとつが、今の自分を形づくっていると感じます。
最後になりますが、東京山の手ロータリークラブの皆様に、改めて感謝申し上げます。派遣まで残り2ヶ月という限られた時間ですが、心身ともにしっかりと準備を整え、タイでは全力で学び、成長し、日本に戻ってきたときには皆様により成長した姿をお見せできるよう努力いたします。
本日は本当にありがとうございました。


