第1722回例会:2025年6月19日(木)

今回の卓話

「一年を振り返って」

東京山の手ロータリークラブ2024-25年度会長
弘田明成

この一年を振り返ると、やはりまずは幹事の喜多村さんの存在に心から感謝せずにはいられません。彼女の細やかな配慮と確実な進行のおかげで、私は会長職を大過なく務めることができました。本当にありがとうございました。また、理事・役員の皆様をはじめ、名前こそ挙げられませんが、あらゆる場面で支えてくださった会員の皆様にも、心より感謝申し上げます。

さて、人は何に恐怖を感じるのか。統計によれば、「死」に次いで恐れられているのが「人前で話すこと」だそうです。私はこの“死ぬほど怖い”体験を、毎週、皆さんの前で味わい続けてきました。まだ生きておりますが(笑)、この経験から学んだことは非常に大きかったと感じております。

私が掲げた三つの目標は、「奉仕の充実」「親睦の深化」「公式行事への積極参加」でした。奉仕活動では、ニコニコ募金により350万円以上のご寄付を集めることができました。この資金によって、様々な奉仕プロジェクトを実現できたことは、大きな成果です。特に「トゥゲザーズ」は、コロナ禍で中断していた発表会形式を6年ぶりに復活させ、子どもたちが1年間練習に励みながら本番を迎えるという体験を提供できました。当日は世田谷区長も来場し、阿波踊りなどの発表に目を細めておられました。

また、「こがし祭り」では、障害をもつ方々が地域行事に参加できるよう、熱海市と協議を重ねて実現したことも、特筆すべき成果です。静岡の日本平RC、熱海南RCとの連携により、3クラブ合同の奉仕活動として広がりを持たせることができました。

恒例のボッチャ大会も、子どもたちと会員が一緒に競技を楽しむ貴重な場となりました。今や他クラブにも波及し、地域の恒例行事として定着しつつあります。参加した障害のあるお子さんの笑顔や、真剣なまなざしは、活動の意義そのものを象徴していたように思います。

親睦行事も大変充実していました。屋形船での宴会では、東京の夜景を眺めながら、会員同士が語り合い、時には飲み過ぎた方もいらっしゃったほどです。カニ尽くしの会食や、懐かしのディスコ「ケントス」での大盛り上がり、鉄板焼きでの会食では久しぶりにシャトーブリアンを味わい、皆さんの笑顔が印象的でした。

陸前高田・三陸鉄道への親睦旅行では、震災からの復興を肌で感じる機会にもなり、特にカッパ公園での“カッパ釣り”や、ロケ地となった料亭「幸楼」での宴会は忘れがたい思い出です。私だけが取得した「カッパ捕獲許可証」も話題となり、笑いを誘いました。

ゴルフ親睦会も4回開催し、長時間を共にすることで会員間の親交が深まりました。特に花粉に苦しんだ3回目のラウンドは、今となっては楽しい思い出です。

一方で、例会の出席率は課題として残りました。近年は出席義務がなくなりましたが、やはり顔を合わせてこそ生まれる信頼や絆があります。特に夜間例会は、ご家族やご友人とロータリーを共有できる貴重な機会であり、今後も一層の参加を呼びかけてまいりたいと思います。

本年度は、タイの姉妹クラブ・バンラックの40周年行事にも参加し、国際的なつながりを深めることができました。日帰り旅行や京都への訪問、相撲部屋での朝稽古見学、さらにはIM(インターシティ・ミーティング)の開催など、多くのイベントを通して、会員の皆様と一緒に貴重な経験を重ねることができたことを、本当に嬉しく思っております。

こうして無事に一年を締めくくれるのは、ひとえに皆様のご協力のおかげです。至らぬ点も多々あったとは思いますが、この経験を糧に、今後も微力ながら尽力してまいります。理事・役員の皆様、そして全会員の皆様に、改めて感謝申し上げます。ありがとうございました。